お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2017.03.21.Tue

絶品の郷土菓子

今回は、絶品の きんつばをご紹介しましょう。

昭和9年創業の石川県金沢市の老舗〈中田屋〉。

〈中田屋〉と言えば きんつば。

きんつば と言えば〈中田屋〉・・・と言われる

ほどの名店です!
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今回ご紹介するのは、ふつうの「きんつば」では

ありません。希少な白小豆と桜を合わせた

期間限定の「きんつば さくら」です。

 

一般にきんつばを作るときは赤色の小豆を

使います。しかし、赤色の小豆は、

しっかりとした味わいや香りをもっており、

桜の塩気や香りとけんかしてしまいます。

そこで一般的には桜を使う場合、

手亡(てぼう)、つまり白いんげんで作る白あんと

合わせることが多いのですが、手亡の白あんは

さっぱりとしていて、小豆に比べるとやはり

物足りない味わいになってしまいます。

そこで考案されたのが、希少な白小豆で作った

白あんと桜をあわせるやり方です。

これならば、小豆の風味がしっかりと感じられ、

桜の色が引き立つ白いあんこに仕上がります。

 

〈中田屋〉では、白小豆の旨みを引き出すために

鍋でゆっくり炊き上げ、小分けにして製餡し、

寒天と合わせて羊羹状にしてから、きんつば

サイズに切り出し、薄く小麦粉生地を塗り、

桜花の塩漬けを表面において、ひとつひとつ

丁寧に焼いていきます。

 

きんつばの名店が、希少な白小豆を使用し、

その技を結集して作りだした

季節限定の「きんつば」をぜひ味わってみて!

 

〈中田屋〉
きんつば さくら(3個入) 605円
■3月22日(水)→31日(金)/地下1階
和菓子売場「銘菓百選」ウイークリーコーナー

  • ※いずれも売切れの節はご容赦ください。
  • ※価格は消費税を含む総額にて表示しております(一部本体価格表記のものもございます)。
  • ※2014年3月以前の記事に掲載されている商品価格は消費税5%の総額表示のため、
    現在価格とは異なります。

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