お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2017.10.20.Fri

東京で人気の老舗の酒種あんぱん

今日は、食欲の秋にふさわしいスウィーツを紹介しましょう!

 

 <銀座木村家>「酒種あんぱん」です。

考えてみれば、「あんぱん」というのは不思議な食べ物です。

 

「洋」のパンに「和」のあんが融合した和洋折衷の画期的なスウィーツです。

まだパンが普及していなかった明治時代に、パン用の酵母(イースト)ではなく、

酒饅頭を作るときに用いる日本酒酵母を含む酒種を使い、パンでありながら

和菓子に近い製法で作ったことから、まだパンにあまり馴染みがなかった

日本人にも受け入れられていきました。

 

天皇陛下が東京の向島にある水戸藩の下屋敷でお花見をされる際のお菓子として

献上されたのが、奈良の吉野山から取り寄せた八重桜の花びらの塩漬けを埋め込んだ

「桜あんぱん」です。明治天皇がいたく気に入られ、皇室御用達になったことから

大評判となり、今なお不滅の人気を誇っています。

 

その後、「酒種あんぱん」にもさまざまなバリエーションが登場しています。

 

「酒種 けし」・・・北海道産の小豆を使用した「こし餡」入り。

          伝統の酒種生地にけしの実をトッピング

「酒種 小倉」・・・北海道産の小豆を使用した「つぶ餡(つぶし餡)」を

          伝統の酒種生地で包んだもの

「酒種 うぐいす」・・・香り豊かな青えんどう豆を使った「つぶ餡」を

            伝統の酒種生地で包んだもの

「酒種 白」・・・すっきりとした味わいの白いんげん豆を使用した「つぶ餡」を

         伝統の酒種生地で包み、香ばしい白胡麻をトッピング

 

このほかにも、季節商品などバリエーションが豊かな酒種あんぱん。

是非この機会にいろいろな種類を食べ比べてみて!

 

<銀座木村家>

酒種 桜(5個入) 810円

五色あんぱん(5個入) 810円

■10月24日(火)までの販売/地下1階 ウイークリースポット

  • ※いずれも売切れの節はご容赦ください。
  • ※価格は消費税を含む総額にて表示しております(一部本体価格表記のものもございます)。
  • ※2014年3月以前の記事に掲載されている商品価格は消費税5%の総額表示のため、
    現在価格とは異なります。

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