お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2009.12.22.Tue

ごあいさつ&クリスマス菓子の由来物語

はじめまして!

今回から「ようこそスウィーツの世界へ」を担当させていただくことになりました、お菓子の歴史研究家の猫井登
(ねこいのぼる)です。どうぞ、よろしくお願い致します。

さて、まずは自己紹介。実は私、大学卒業後38歳まで銀行に勤務し、その後お菓子に魅せられ、お菓子の歴史研究家に転身したという、ちょっと変わった経歴を有しております。

銀行を退職後、服部栄養専門学校調理師科で調理師免許を取得し、ル・コルドン・ブルー代官山校では菓子ディプロムを取得。そして日本で学ぶだけでは飽き足らず、フランスのエコ-ルリッツやウィーンにもお菓子の勉強に行ってしまったというお菓子マニアです。

そんな私が特に興味をひかれたのが、お菓子の歴史です。宗教、戦争、失敗、恋愛・・・1つ1つのお菓子には、それが誕生するに至ったさまざまな物語、ドラマがあります。そういった背景を知った上で味わえば、いつものお菓子も一味違ったものになるはず。季節ごとに世界中の魅力的なお菓子を、興味深い由来話とともにご紹介していきますので、是非ご期待下さい!

今回は、オーストリアやドイツのクリスマスのお話をしましょう。
オーストリアやドイツ、あとフランスでもドイツと国境を接するアルザス地方ではクリスマスの1ヶ月前から「クリスマス市」が立ちます。

日本で言えば、夏祭りのときに屋台が並ぶような感じですが、1つ1つの屋台は
もう少し立派で小屋のようになっています。
クリスマス市では、一帯がライトアップされ、それぞれの小屋ではクリスマスツリーに飾るオーナメントをはじめ、天使のかたちのロウソク、ハチミツなどが売られ、まるでおとぎの国に迷い込んだような気分になります。

もちろん、ソーセージなどの食べ物やホットワインなどの温かい飲み物も売られています。ホットワインの代金にはカップの代金も含まれているので持ち帰ることが出来ます。それぞれのクリスマス市ごとにオリジナルのカップを作っているので、コレクターもいるほど。



もちろんお菓子もたくさん売られています。写真は、レープクーヘンという伝統的なお菓子。ハチミツと色々なスパイスを混ぜ込んで作るジンジャークッキーのようなもので、ヨーロッパ最古のお菓子とも言われています。日持ちするのでチョコレートや砂糖で装飾をしてクリスマスツリーに飾ったりもします。


この時期、ドイツでは<シュトーレン>という真っ白な発酵パン菓子を食べるのが一般的です。パンといっても甘い生地の中にドライフルーツが入っていて、これがなかなか美味しい。




ドイツでは12月初旬から毎日一切ずつ薄く切って食べてクリスマスを待ちます。発酵菓子なので毎日熟成が進み、日々異なった味わいを楽しめるのが魅力☆






シュトーレンは、本来トンネルという意味で、①切った断面が山に掘ったトンネルみたいだからという説もありますが・・
真っ白くてコッペパンみたいな形は②「キリストのおくるみ」をかたどったいう説もあります。クリスマスって、キリストのお誕生日ですから、なんとなく納得?





シュトーレンは、地下1階ごちそう館 洋菓子売場にて取扱いがございます。
<レニエ リヴゴーシュ>シュトーレン…税込1,890円

※12月25日(金)までの販売となります。
※写真はイメージです。店頭での取り扱いはございません。

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