お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2010.01.26.Tue

チョコレートの歴史2 チョコレートに関する4大発明とは?

さて、前回に引き続き、チョコレートの歴史のお話です。
チョコレートはヨーロッパ、イギリス、アメリカにまで広まりましたが、
まだ、次のような難点を抱えていました。
①「脂っぽく」②「水に溶けにくく」、③「舌触りが悪い」④「苦い」⑤「飲み物」で
ショコラティエールで泡立てる必要がある。
19世紀に入ると、これらを解決するため、さまざまな技術革新がなされます。

<発明1>バン・ホーテンがココアパウダーを開発
1828年、オランダ人化学者バン・ホーテン(ココアのバンホーテン社の創始者)がカカオ豆の脂肪分を搾り取るプレス機を発明。またカカオ豆の酸をアルカリ処理して溶け易くマイルドな味わいのココアパウダーを開発し、上記①②の難点を克服しました。





<発明2>板チョコの開発
1847年、イギリスのJSフライ・アンド・サンズ社が砂糖入りのココアパウダーにカカオバターを混ぜて板チョコを開発。これによりチョコレートは上記⑤の飲むものから食べるものに変化しました。








<発明3>ミルクチョコレートの開発
1876年、スイス人ダニエル・ピーターが同じスイス人であるアンリ・ネスレが開発した粉ミルクを使って、ミルクチョコレートを開発。これにより上記④の「苦さ」が克服されマイルドな味わいとなりました。

<発明4>コンチング法の開発
1879年、スイス人ロドルフ・リンツがチョコレートの粒子を細かくすり潰すコンチング法という技術を開発。これにより上記③が克服されました。
今日、私達が食べているなめらかな舌触りのマイルドな味わいのチョコレートが作られるまでには、いろんな人々の努力があったのですね~。
                                つづく

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