日本におけるチョコレートの歴史とバレンタインデー
日本にチョコレートが伝わったのは江戸時代だと言われています。長崎の遊女がオランダ人からチョコレートをもらったという記録があります。明治時代に入ると正式に輸入されるようになりますが、大変高価なものでした。
19世紀後半になると日本でも製造が始まります。まず、1878年には東京の「米津風月堂」がチョコレートの製造販売を開始しますが、まだ「猪口令糖」と漢字表記されていました。1918年には、森永製菓がカカオ豆の処理からチョコレートを作る工場を建設、1926年には明治製菓が一貫製造を開始します。大正時代から昭和初期にかけてチョコレートは庶民のあいだにも浸透していきますが、第二次世界大戦の開始により材料のカカオが輸入禁止となり製造はストップとなります。製造が再開されたのは1950年代に入ってからです。
そして、1958年、早くもバレンタインチョコが始まります。最初にバレンタインセールを展開したのは「メリーチョコレート」です。前社長の原邦生氏が大学生のときにパリ在住の商社マンの先輩から受け取った葉書に、フランスではバレンタインデーに花やカード、チョコレートを贈り合う習慣があることが書かれていました。邦生氏は、販売促進に役立てようと創業社長の父親にバレンタインセールを企画することを進言、実施します。翌年はハート型のチョコレートにネームを入れるサービスを打ち出すとともに、「年に一度、女性か男性に愛の告白を」というキャッチコピーを打ち出しました。これが女性週刊誌などで採り上げられ、バレンタインに女性から男性にチョコレートを贈るという習慣が浸透していったのです。
※2月14日(日)まで10階 催会場におきまして『開店10周年記念 タカシマヤバレンタインランド アムール・ド・ショコラ~ショコラ大好き~』を開催いたしております。
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お菓子研究家
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