お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2010.02.16.Tue

『ようこそスウィーツの世界へ』 ショートケーキ

まだまだ、寒い日が続いておりますが、皆様お元気でしょうか?
ずっとチョコレートの歴史のお話しが続いたので
この辺で、ケーキのお話しをしましょう。


ケーキといえば、不動の人気を誇るのがショートケーキですよね!
さて、ここで、みなさんに問題です!
★ショートケーキには、なぜショートケーキいう名前がついたのでしょうか?
そもそも「ショート」とは、どういう意味でしょうか?
次の中から選んでみてください。
①ショートさんという人が考案したから      →人の名前
②生クリームを使ったケーキで賞味期限が短いから →短いという意味
③もともとはサクサクしたお菓子だったから    →サクサクしたという意味
②を選ばれた方が多いのではないかと思いますが・・・
実は、正解は③です!
イギリスやアメリカに「ショートケーキ」というお菓子があって、
苺と生クリームは使われているのですが、生地がスポンジ生地ではなくて
スコーンのようなサクサクしたビスケット状の生地で出来ています。
そこで「サクサクしたケーキ」と意味でショートケーキと呼ばれるわけです。


 
     イギリスのショートケーキ    →    日本のショートケーキ

このショートケーキが日本に伝わったとき、
・生地がビスケットでは、洋菓子=高級というイメージに合わない。
・日本人は柔らかいものを好む。
という2つの理由から、生地がスポンジ生地に変えられてしまいました。
そのような意味で、スポンジを使ったショートケーキは
日本生まれのケーキなのです!!
なんだか、洋菓子の象徴のようなショートケーキが
実は日本生まれだったなんて、ちょっと意外ですよね!?
では、スポンジ生地はどうやって日本に伝わったのでしょうか?
そのお話しは、次回しましょう。

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