お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2010.08.03.Tue

『ようこそスウィーツの世界へ』羊羹・水ようかん

子供の頃、ずっと不思議だった「羊羹(ようかん)」という文字・・・
なぜ、お菓子なのに「羊(ひつじ)」???

後年、羊羹は、もともとは中国のもので、羊の羹(あつもの=スープ)であったと知って納得。鎌倉時代から室町時代にかけて中国に留学した禅僧がこれを日本に伝えるわけですが、禅宗では肉食は禁止されているので、羊の肉のかわりに小豆で作られ、これが羊羹の元となったとされています。
初期の羊羹は、小豆に小麦粉を混ぜたものを蒸して作る、いわゆる「蒸し羊羹」で、ここから「ういろう」が派生していきます。
「練り羊羹」が登場するのは、ずっとあとで、1589年に駿河屋の岡本善右衛門がはじめて作ったとされます。江戸時代、茶道の広がりと共に練羊羹も全国に広がっていきます。

「水ようかん」は、1663年に即位した霊元天皇が軟らかい羊羹を望まれたことにより生まれたとも言われ、1800年代の菓子譜には水羊羹の文字が見られるといいます。
練り羊羹は、寒天に水を加えて溶かして、砂糖、餡を加えて練りながら煮つめていくのに対して、水ようかんは、寒天、砂糖、餡を少なめにして煮つめずに作るので、水分が多く軟らかく、淡い味わいに仕上がります。

水ようかんは、涼感を出すためにパッケージにも色々な工夫がされており、細い青竹の筒を容器にしたものなどもあり、目でも涼感を感じることが出来ます。
水ようかんで、日本の夏を楽しみましょう!

※ようかん/水ようかんは下記ブランドにて販売いたしております。
<鈴懸>特製水羊羹 1個 税込210円
    抹茶水羊羹 1個 税込210円

<すや>夏羊羹(栗) 1個 税込263円
       (抹茶・つぶあずき・あずき・黒ごま・黒糖)各1個 税込210円

<花園万頭>水羊羹 1個 税込315円
      濃茶水羊羹 1個 税込399円

<とらや>羊羹・水羊羹詰合せ1号(中形羊羹1本・水羊羹6個)
     1箱 税込3,780円

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