お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2010.08.10.Tue

『ようこそスウィーツの世界へ』落雁(らくがん)

お盆のころになると、供え菓子として「落雁」が多く見られますね。
この時期は暑いので生菓子だとすぐに腐ってしまいます。そこで干菓子である落雁を御供えするようになったと言われています。

落雁は、もち米を蒸して、日干しにしたのち、石臼で細かく挽いてから炒った落雁粉に和三盆や水飴を加えたものを型押しして作ります。落雁の歴史は古く、そのルーツは唐菓子の「粉熟(ふずく)」ではないかと言われています。粉熟とは米、麦、大豆、小豆、ごまなどを蒸して乾燥させ、これを砕いて炒ったものです。

落雁というのは、不思議な名称だと思いませんか?その名の由来については次のような説があります。
①当初、落雁はうるち米を炒り、甘味を混ぜて黒ゴマを散らしたものであった。白い生地に黒いゴマを散らしたさまが水墨画の落雁の絵に似ていたので、落雁と呼ばれるようになったとする説
②中国の明朝に「軟落甘(なんらくかん)」というお菓子があり、軟を略し、「落甘」と呼ばれるようになり、これが落雁となったとする説。


落雁は、祝い菓子としても用いられることが多く、各地にさまざまなかたちのものがあります。

※落雁は地下1階食料品売場 下記ブランドにて取り扱っております。

<とらや>推古 1箱(12個入) 税込1,155円
          (24個入) 税込2,310円

     五色糸 1箱 税込1,680円


※以下は和菓子売場『銘菓百選』での取り扱いです。

愛知<大黒屋本店>落雁 1箱 税込840円・税込1,575円

石川<諸江屋>加賀宝生 6個 税込567円

滋賀<藤屋内匠>大津画落雁 18枚 税込1,050円

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