お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2010.08.31.Tue

『ようこそスウィーツの世界へ』エーデルワイスミュージアムvol.2

前回はエーデルワイスミュージアムのベルギーのチョコレートの型やスペキュロスの木型のお話をしましたが、ベルギーでやはり有名なのはワッフルですよね!!
ベルギーの街角では、いろんな種類のワッフルを見ることができます。



ベルギーワッフルには、大きく次の2種類あります。
①リエージュ風ワッフル=イースト発酵させた弾力のある生地のワッフル。生地の中にシュクレ・ペルルと呼ばれる大粒の砂糖を入れることが多い。
②ブリュッセル風ワッフル=こちらもイースト発酵させるもののかなりゆるい生地で、外はサクサク、中はふわっとした食感です。
エーデルワイスミュージアムでも多くのワッフル型が展示されていました。

ワッフルは今でこそ庶民的なお菓子ですが、もともとは、ホスチア(聖体パン)が原型とも言われ、キリスト教との縁が深いお菓子です。型の表面に十字架とキリストが描かれているのが、おわかりになるでしょうか?宣教師たちは、このような型を携えてヨーロッパ各地を布教して廻ったのです。

ワッフル型のほかにも、昔の珍しい製菓道具がたくさん展示されていました。
こちらは、クリームしぼりの道具と口金。今は、生クリームが主流ですが、昔はクリームといえば、バタークリームでした。現代では絞り袋を用いますが、昔の道具は注射器のようですね。

こちらは昔のお菓子の缶ですね。今のものよりずっと凝った作りです。

昔のお菓子の型や製菓道具などは当時の人々の生活や宗教観を知る重要な文化資源でもあります。こちらの博物館では、ほかでは見ることのできない貴重な品々が、きわめて良い保存状態で展示されています。お菓子作りに携わる方はもちろん、スイーツ好きの方も是非こちらの博物館を訪れて、当時のお菓子作りに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

エーデルワイスミュージアムのページはこちらです↓

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