お菓子研究家
猫井登
(Noboru Nekoi)

京都生まれ、大手銀行員からお菓子の道へ。ル・コルドンブルー代官山校。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)

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2019.07.23.Tue

土用の丑スウィーツ!?

夏になると登場する“土用の丑(どようのうし)”という言葉。 これって一体、何でしょうか?

 

古代中国の陰陽五行説では、この世の中のすべての事柄は、木、火、水、金、土の5つで成り立つと考えられていました。これを季節にあてはめようとすると、季節は、春夏秋冬の4つしかありませんから“土”が余ってしまいます。そこで、土の性質は全ての季節にあると考え、それぞれの季節の終わりの18日間を“土”としました。したがって、各季節の終わりに土用は存在します。

 

一方で丑というのは、十二支の丑のことで、12日に一度は丑の日が回ってくることになります。

夏の土用というのは、立秋前の18日間のことで、その中で丑の日が“土用の丑”というわけです。

 

今年の土用の丑は7月27日!

 

夏の終わりのこの時期はとても暑いので、鰻を食べて元気をつけようということで、

“土用の丑=鰻”という図式ができあがったわけです。

 

ところで、この時期に食べられるのは、鰻だけではありません。

「土用餅」というお菓子もあるのです!

 

昔、公家の間では、暑気あたりを防止するため、カガ芋(山芋)の葉を煮だし、その汁でもち米の粉を練り丸くまるめて味噌汁に入れ、土用入りの日に食べるという風習がありました。

これが徳川時代中期頃より、小豆の餡で餅を包んで食べるという風に変化します。わかりやすく言うと“あんころもち”のことですね。 これが土用餅と呼ばれるものです。

土用の丑の日近くなると、和菓子屋さんの店頭には、「土用餅」が並びます。

 

前置きが長くなりました・・・

コンシェルジュのオススメの「土用の丑スウィーツ」を一気に3つご紹介!

 

たねやの「土用餅」。一口大の小ぶりあんころもちです。

<たねや>土用餅(16個入)756円

■地下1階 和菓子売場

※7月20日(土)→28日(日)の販売

こちらは、鈴懸の「土用餅」。彦太郎糯を皮むきのこしあんで包んだお餅です。

 

 

<鈴懸>土用餅(1個)195円

名古屋地区百貨店当店限定

■地下1階 和菓子売場

※7月20日(土)→27日(土)の販売

 

 

最後に、仙太郎の「土用だんご」。一口サイズのおだんごに、ほどよい甘みの丹波大納言小豆の粒あんをたっぷりとのせたものです。

<仙太郎>土用だんご(1カップ)594円

ジェイアール名古屋タカシマヤ限定

■地下1階 和菓子売場

※7月17日(水)→31日(水)の販売

 

まだまだ暑い時期が続きます。美味しいスウィーツを食べて元気をつけて頑張りましょう!

 

  • ※いずれも売切れの節はご容赦ください。
  • ※価格は消費税を含む総額にて表示しております(一部本体価格表記のものもございます)。
  • ※2014年3月以前の記事に掲載されている商品価格は消費税5%の総額表示のため、
    現在価格とは異なります。

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